本年6月12日に公布された「地域共生社会の実現のための社会福祉法等の一部を改正する法律」(以下「改正社会福祉法」という。)では、参議院での議決において、新たに規定された重層的支援体制整備事業を実施するにあたっては「社会福祉士や精神保健福祉士が活用されるよう努めること」が附帯決議されました。このこと自体は、私たちがこれまで提案及び要望等を行ってきた内容とも合致しており、高く評価しているところです。

一方、今回の附帯決議を除き、厚生労働省が2015年9月に示した「誰もが支え合う地域の構築に向けた福祉サービスの実現-新たな時代に対応した福祉の提供ビジョン-」以来、今回の改正社会福祉法の制定に至る「地域共生社会の実現」のための各種制度改革の流れにおいて、「地域共生社会の実現」における福祉人材として中心を担うべきソーシャルワーカー(社会福祉士、精神保健福祉士)は全く位置付けがなされませんでした。

日本ソーシャルワーカー連盟(JFSW)では、その経緯を俯瞰しつつ、今般の改正社会福祉法における参議院附帯決議の意義とソーシャルワーカーに求められる役割や課題について考え、次のソーシャルアクションにつなげることは職能団体の責務であると考えており、今回、日本福祉大学名誉教授・一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟相談役の二木 立氏を講師にお迎えした講演会を開催することにいたしました。

講演は、新型コロナウイルス感染症問題を踏まえ、YouTubeにてライブ動画配信(視聴無料/手話通訳有)いたしますので、ソーシャルワーカーやソーシャルワークに関心のある方々には是非ともご視聴いただきたく、ご案内させていただきます。

なお、ライブ動画配信視聴URLにつきましては、近日、本ウェブサイトでご案内させていただきます。

日時

2020年8月9日(日)14時から15時30分まで

主催

日本ソーシャルワーカー連盟(JFSW)

共催(予定)

一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟

プログラム

・14:00~14:05 開会・開会挨拶

<進行>柏木一惠(公益社団法人日本精神保健福祉士協会理事)
<開会挨拶>西島善久(日本ソーシャルワーカー連盟会長・公益社団法人日本社会福祉士会会長)

・14:05~15:05 講演

<演題>改正社会福祉法への参議院附帯決議の意義とソーシャルワーカー(専門職・団体)に求められる役割-「新福祉ビジョン」から改正社会福祉法に至るまで、社会福祉士・精神保健福祉士がいかに位置づけられてこなかったのかの跡付け
<講師>二木 立 氏(日本福祉大学名誉教授・一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟相談役)

・15:05~15:25 質疑応答

指定質問他 ※JFSW会員団体の代表者から指定質問を実施

・15:25~15:30 閉会挨拶・閉会

<閉会挨拶>早坂由美子(公益社団法人日本医療社会福祉協会会長)

<問い合わせ>

日本ソーシャルワーカー連盟(JFSW) 講演会事務局(坪松、小澤)
〒160-0015 東京都新宿区大京町23-3 四谷オーキッドビル7F
公益社団法人日本精神保健福祉士協会 気付
TEL.03-5366-3152 FAX.03-5366-2993 E-mail:lecture2020@jfsw.org

<参考情報>

以上