日本の大震災に関するIFSW声明:「ソーシャルワーカーとして、復旧・復興支援における私たちの役割は極めて重要」

2024年1月3日

2024年1月1日(月)に石川県で発生したマグニチュード7.5の大地震に対し、国際ソーシャルワーカー連盟(以下「IFSW」と記載。)は日本の皆様に深いお見舞いと連帯の意を表します。少なくとも62名の死亡が確認された方々のご遺族、300名を超える負傷者の方々、家屋や生活を失った数千人の方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

IFSWアジア太平洋地域の小原眞知子会長は、「この悲劇は多くのコミュニティに計り知れない苦しみをもたらしました。ソーシャルワーカーとして、復興と再建を支援する私たちの役割は極めて重要です。私たちは、このような逆境に直面しながらも、被災した地域社会とともに生活再建に取り組み、回復力を促進することを約束します。」と述べました。

IFSWグローバルのヨアヒム・ムンバ会長は、「この地震後の日本の人々の回復力は、その強さと備えの証です。しかし、破壊の規模や土砂崩れや余震の継続的なリスクは、世界的な支援と連帯の継続の必要性を浮き彫りにしています。ソーシャルワーカーとして、私たちはこのような災害の直接的なニーズだけでなく、長期的な社会的・心理的影響に対処することの重要性を理解しています。」とコメントしています。

IFSWは、日本のソーシャルワーク関係者、自治体、警察、消防、そして地域社会全体が、 この自然災害に直面し、驚くべき勇気と決意を示した並々ならぬ努力を評価します。また、日本政府と気象庁がタイムリーな警告を発し、救助活動を促進するためにとった積極的な措置を評価いたします。

社会正義と人権へのコミットメントに基づき、IFSWは引き続き日本の状況を注視し、日本社会福祉士会、日本精神保健福祉士協会、日本医療ソーシャルワーカー協会、日本ソーシャルワーカー協会といった現地の会員団体に支援を提供していきます。私たちは、この困難な時期に日本と連帯し、復興と再建を支援することに専心し続けます。

<原文>
IFSW STATEMENT ON THE EARTHQUAKE IN JAPAN: “AS SOCIAL WORKERS, OUR ROLE IN SUPPORTING THE RECOVERY AND REBUILDING EFFORTS IS CRUCIAL”