日本ソーシャルワーカー連盟は「虐待のない社会」をめざして、子どもの虐待防止に取組む現場のソーシャルワーカーによる話題提供を基に、参加者によるトークセッションを中心とした緊急企画を開催します。

相次ぐ子どもの虐待死という痛ましい事件を前にして、人として自分らしく生きることの権利に深くかかわる私たちソーシャルワーカーは、何を考えどのように行動すべきでしょうか。

子どもの虐待を生み出す社会という文脈で捉えれば、虐待という事象は単に家庭の中で起きている個別的な問題として片付けられないことは明らかです。ハイリスク妊婦の特定から育児期の切れ目のない支援が構想されていますが、実際には切れ目が生じている現実にすべてのソーシャルワーカーは向き合い、「虐待」への感度を上げていく必要があるでしょう。

国は子ども家庭福祉のソーシャルワーカーの資格の在り方、資質向上の在り方の検討をスタートさせました。新たな国家資格の創設が問題解決にならないことは明らかです。それでは既にさまざまな実践現場にいるソーシャルワーカーができることは何でしょうか。本企画で深めていきたいと考えております。

子ども家庭福祉に直接かかわりのないソーシャルワーカーにも参加してほしい企画としました。多くの方々の参加を期待します。

[日 時]2019年10月6日(日)13:00~16:00(受付12:30より開始)
[会 場]一般社団法人日本ソーシャルワーク教育学校連盟  6 階会議室
[定 員]100人 ※先着順とし、定員になり次第申込を締め切ります。
[参加費]資料代1,000円 ※当日会場にてお支払いください
[プログラム](敬称略)
・13:00~13:05 開会挨拶
・13:05~13:20 児童虐待防止への取組へのこれまでの経過について
・13:20~14:20 講演「サインズオブセイフティについて」
<講師>鈴木浩之(立正大学社会福祉学部社会福祉学科准教授)
・14:20~14:30 休憩
・14:30~15:55 トークセッション「児童虐待の最前線から」
<コーディネーター>
早坂由美子(日本医療社会福祉協会/北里大学病院患者サポートセンター)
<指定発言>
小山 菜生子(日本ソーシャルワーカー協会/川和児童ホーム)、加藤雅江(日本精神保健福祉士協会/杏林大学医学部付属病院)、米澤克徳(日本社会福祉士会/岩手県福祉総合相談センター児童福祉司)
・15:55~16:00 閉会挨拶

★参加を希望する方はこちらから必要事項を入力してお申し込みください。